【新日本プロレス】混迷深まるUNITED EMPIRE――フィンレー暴走の先に現れた“創設者”

『NEW YEAR DASH!!』東京・大田区総合体育館(2026年1月5日)

観衆:3,523人(満員)

○HENARE&ジェイク・リー&カラム・ニューマン&グレート-O-カーン

vs

辻陽太&デビッド・フィンレー&鷹木信悟&ドリラ・モロニー×

オスプレイ電撃登場も、帝国再結集は一枚岩ならず

試合後、思わぬ形で事態は急展開を迎えた。
デビッド・フィンレー選手がカラム・ニューマン選手と激しく対峙する中、怒りを抑えきれなくなったフィンレー選手は場外にパイプイスを投げ込むなど暴走。荒れた空気が会場を包む。

そんなフィンレー選手を嘲笑うかのように、ニューマン選手はマイクを握り、強烈な言葉を突きつけた。
「この1年、俺がこのユニットを背負って戦ってきたのは、お前らに脅されるためでも、見下されるためでもない」。
さらに「SAVAGE KINGを名乗るなら、時間と場所を言え。相手が誰なのか思い知らせてやる」と挑発し、「これはオーサカで粉々にされた帝国じゃない。まったく新しい帝国だ」と高らかに宣言した。

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■“オーサカ”の記憶と、帝国の過去

ニューマン選手の言葉に込められた「オーサカ」とは、2024年2月11日・大阪大会で行われたBC WAR DOGSとのドッグパウンドケージマッチを指す。
この試合を最後に、UNITED EMPIREの創設者であり初代リーダーでもある
ウィル・オスプレイ
は新日本プロレスを離れ、AEWへと主戦場を移していた。

その試合でオスプレイ選手はフィンレー選手に叩きのめされ、血まみれになりながらも「いつかここに戻ってくる」と宣言。
帝国の歴史に深く刻まれた一戦だった。


■創設者・オスプレイがリングに帰還

ニューマン選手の挑発が響く中、会場の空気を一変させる人物が姿を現す。
それが、UNITED EMPIREの創設者・オスプレイ選手だった。

前日の棚橋弘至引退セレモニーに参加していたオスプレイ選手は、フィンレー選手と場外でにらみ合った後、リングへ。
HENARE 選手とは抱擁を交わし、
グレート-O-カーン 選手とは固い握手。
ニューマン選手からマイクを受け取ると、「タダイマ」と日本語であいさつし、場内は大歓声に包まれた。


■「謝罪しに来た」――創設者の告白

オスプレイ選手は静かに語り始めた。
「謝罪しに来た。俺が抜けたあと、ここまで崩壊するとは思っていなかった」。
自らがユニットの“まとめ役”だったことを、離脱して初めて痛感したという。

現在は首の負傷によりAEWでの試合を欠場しているが、「回復には時間がかかる。ただ、確実に前に進んでいる。トンネルの先の光も見えてきている」と説明。
そして「万全になったら、AEWでやるべき仕事を終えて、新日本プロレスに戻ってくる。俺はお前を支えるために戻ってくる」と、将来的な復帰を示唆した。


■帝国再結集を提案も、埋まらぬ溝

オスプレイ選手はニューマン選手を見つめ、「今のお前の成長を誇りに思っている。もう一人前の男だ」と称賛。
その上で、「俺に手を貸させてくれ。戻りたくないか? 帝国の仲間をもう一度集めよう。そして、昔みたいに新日本プロレスを乗っ取るんだ」と、UNITED EMPIRE再結集を提案した。

場内に「オスプレイ」コールが響く中、ニューマン選手は抱擁に応じる。
オスプレイ選手、オーカーン選手、HENARE選手は帝国軍ポーズを披露したが、
ジェイク・リー 選手は輪に加わらず、距離を保ったままだった。

さらに、ニューマン選手は背後でイスを手にし、オスプレイ選手に殴りかかろうとする場面も。
HENARE選手たちが制止に入り、最悪の事態は回避されたものの、両者の間に明確な考え方の違いがあることが露呈した。


■一致団結とはいかない帝国の行方

この場面について、ニューマン選手とジェイク選手はノーコメント。
真意は語られないまま、UNITED EMPIREの内部には不穏な空気だけが残された。

創設者の帰還、現世代の自負、そして外敵として立ちはだかるフィンレー選手。
帝国は再び一つになるのか、それとも分裂の道を進むのか――。

UNITED EMPIREの未来は、いまだ混沌の中にある。

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