今回は、メールよりも簡単で便利な、「Airdrop」と言う機能をご紹介します!でございます。正直、「ハ?エアードロップ?なんスカそれ?」って思う方もいらっしゃるかと思いますが(筆者は最初そうでした)、これは人や利用シーンによっては重宝される神機能な訳です。そしてこんなに便利な機能を使わないのは勿体ないです!!
Airdsropとは?
読み方は「エアドロップ(えあどろっぷ)」です。どういう機能かというと、ものすごくざっくり「共有機能」です。
主に自分のiPhoneに入っている写真のデータ(画像と動画)やメモのデータ(標準メモアプリ内に保存)を他の人と対面で共有(コピーを送信)する機能なのですが、共有と聞くと、「別に共有したくないんだけどなー」なんて思う方が多いかもしれませんし、「共有とか怖いわ!」とも思ったりします。主にこの機能を使うのに向いてる方は、
①ビジネスでデータのやり取りをされる方
②デバイス間でデータのやり取りをよくされる方
③家にwifiがない方
が向いてる気がします。他にも掘り下げればもっともっと利用シーンはあるかとは思いますが、主にこういった方々ではないかな?と思います。因みに筆者はこの機能を仕事でもプライベートでもバンバン使います。
使い方
まずこの機能は、データを送る方ともらう方でオンにするボタンが違います。
あげる方はwifiに繋げて、あげたい写真データの共有ボタン(上向きの矢印が四角いのに刺さってるやつ)をタップして待機します。
データをもらう側はコントロールセンター(iPhoneXシリーズじゃない方は画面下から上にシュッとスライド、iPhoneXシリーズの方は右上隅から斜め下にシュッとスライド)のwifiボタンをぎゅっと強め(強く、ではなくあくまで「強め」でぽこっと感触がある)
に押し込むと、メニューがwifi マークから下に展開し、新しくAirdropボタンが出現するので、そのボタンをいつもと同じように普通にタッチして、3つの項目の中から、「すべての人」をタッチ。そうすると、データをあげる側の画面にデータを貰う側の人のiPhoneの名前が出てくるのでタッチ
あげる側の画面にもらう側のiPhoneの名前が出てくるのでタップ
もらう側の画面が下記のように変わるので、「受け入れる」をタップしてで終了!
(全然違う通りすがりの赤の他人の場合があるので、名前はちゃんと確認する事!)※名前は「設定」アプリをタップ→「一般」をタップ→「情報」をタップ→「名前」をタップで変更できます!
たったこれだけです。なんとも簡単。。。(名前は是非恥ずかしく無いものにしときましょう)
注意点
注意点は、iPhoneで撮影するような写真のデータぐらいの容量であれば、1枚につき大体3秒ぐらいで送れますが、筆者の独自の実験で、公衆無線LAN環境(結構遅い)で約10分の動画を送ると、一本につき大体30秒ぐらいで送れたのですが、まさかの3本まとめて送ったら止まっちゃいました(笑)。
よくわかりませんが、混線?の様な現象が起きたわけですが、1本ずつ送ったら割とすんなり送れるので、めんどくさくてもまとめて送らない方が良さそうです。
さらに近年謎の「Airdrop痴漢」通称エアドロ痴漢(この事件を知った時、いろんなこと考える人いるなぁと思った)たるものがありまして、「Airdrop」の機能をオンにしたままにしておくと、電車の中とかバスの中で、データをあげる側のiPhoneにデータを貰う側の名前が出てくるので、それを見た変態が卑猥な写真を送りつけたりする(見られて興奮?)なんて事が実際起きているわけです。
とてつもなく気持ち悪すぎて流石に理解に苦しみますが、受け入れなければいい話なんですよね、単純に。ですが突然そんなのが自分のiPhoneにきたらビックリしますよね。
意外なオチの「飯テロ事件」
前にTwitterで、とある「飯テロ事件」(飯テロとは!みんながご飯を食べられない時間帯や状況の中、美味しそうなご飯画像をSNSなどに堂々とアップする楽しい行為のこと!)が話題になりました。
その日電車に乗っていたとある男性のiPhoneに、上記と同じやり方で「ラーメンの写真」が送られてきたらしいのですが、あまりにも美味しそうだったんで、落書きアプリを使ってその写真に「どこのラーメンですか?」などと文字を入れ、スクショ(スクリーンショット)してその相手に送りつけ、最終的にそのラーメン屋さん情報を交換したらしいです(笑)。こうした、番号もメアドもましてや顔もわからない相手との突然の謎交流のお話もありますが(痴漢ではなかった)、基本的にはこの機能はオフにしておいたほうが良いと思います。
あとは遠隔では出来ないので(番号の知らない遠くに住んでる友人とかには無理)、目の前にいる人(対面)とのみ、交換ができるのもある種の注意点、デメリットでしょうか。
どんな人に向いてるか?
例えば、「PDFの会社の資料データを自分のiPhoneに持ってるけど、クライアントさんにプライベートのメアド知られたくないし交換したくない!」という時(笑)とか「メモには文章データ入ってんだけどな…」ていう時(笑)にそのデータをスクショ(スクリーンショット)して一旦写真データにします。
その状態で相手にPDFデータだった資料を写真データとして送ったり、長文で作っておいたメモを共有機能から送ったり(筆者は必要な写真データだけ別のデバイスにバックアップ用で送ってたり)出来るわけですね。なんにせよ不要なアドレス交換をしなくて良いので楽ですよね。(時間短縮にもなる)
他にも例えばアプリなどで加工された写真や編集されないようにPDFに変換されたデータを送る際に、メアドによっては(特にG mailからケータイメールなどの明らかに形式が異なるもの)そのデータ自体を開けない場合や文字が全て化けてしまってる場合があります。そんな時はメールでは送らずにスクリーンショットしてあくまでも「写真データ」として送るのも1つの手です。
あとはなぜ家にwifiを持ってない人に向いているかというと、iPhoneに機種変更後にiCloud復元でデータを戻すには、光回線の様な、随時安定したネットに繋がっていないと、1日かかっても復元できません(筆者は経験済み。ですがめっちゃ早く終わる時がある)。ですが、この「Airdrop」機能であれば、wifi 環境が必要ではあるものの、そこまで光回線程の速い回線はいらないので、カフェなどで提供している公衆無線LANでその瞬間だけwifiに繋げて、必要なデータ、いらないデータを吟味しながら新しい機種にコピー出来ちゃうわけですね。
ただし、先ほど少し触れましたが、「動画データ」まぁまぁは時間がかかるので、「写真データ」と「動画データ」はわけて送ったほうが良いのと、「動画データ」はまとめて送るとめちゃめちゃ時間かかります。画像はせいぜいまとめて200枚程度で、動画は1つずつにしてみてください。
まとめ
共有と聞くと「やだな…」と思いがちですが、不特定多数と繋がれるSNSとは全く別物!機能自体全然違いますのでご安心を。バックアップとしてデータを自分が持っているネットの繋がっていない別の端末(機種変更後に手元に残った前のiPhone)に送ったり、仕事で効率よくサクッと資料のデータを交換したりと活用の幅は広がること間違い無しです!
基本的にはコピーをしているはずなので、元データを消しても送った先のデータは消えないはずですが、それに対しての注意書きみたいなのは公式にないので、日頃からバックアップは怠らない様にしましょう!